心のふるさと 大瀧神社 - 広島県大竹市

　大瀧神社は、推古天皇の端正5年（597年）旧暦9月19日に、多岐津姫命が推古桜の所在地である弥ケ迫（いやがさこ、現在の元町4丁目）に鎮座されたのを創始とします。
　
　厳島神社とは深い関わりがあり【御社紋が一緒】　厳島の祠職が兼帯していた厳島社神領内の兼帯七社のひとつでした。

　
　その後、元亀元年（1570年）、弥ケ迫より七ツ畔（ななつぐろ、白石2丁目）に遷座され『田中大明神』と称されました。

　次いで、元文5年（1740年）、現在の歯朶山（しだやま）を社地と卜（ぼく）して遷座し、社号を『大瀧神社』と称しました。

　流れ造りの御本殿は、安永6年（1777年）に建てられたものですが、祝詞殿・拝殿等は、昭和10年に増築されたものです。

　その偉容、景観とともに近郷随一の御社殿として信仰をあつめ、大竹の氏神さまとして今日に至っています。