Ishii Manufacturing Co.,Ltd.
About Ishii Manufacturing Co.,Ltd.
Ishii Manufacturing Co.,Ltd. is located at 森下3-3-1(3-3-1 Morishita), Koto-ku, Tokyo, Japan 135-0004. They can be contacted via phone at 03-3633-5651, visit their website ishii-mfg.co.jp for more detailed information.
石井製作所は1961年創業の食鳥処理機械の専門メーカーです。English⇒http://ishii-mfg.co.jp/free/english
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当社の始まりは、食鳥処理機械事業から始まりました。創業者石井通雄の父は、深川森下の地で鳥肉店を生業にしており、子供の頃から石井通雄が兄弟と一緒によく手伝いをしていたそうです。しかし、苦労の多い仕事で何とかこれを機械の力で自動化してより効率的に変えられないものかと日々考えておりました。石井通雄は、その当時明治大学工学部で学んだ後、同大学で講師を勤めておりましたが、一念発起し、機械工学部での研究や教鞭をとっていた時の経験・知識を活かし、兄弟と共に食鳥処理の機械化をするために同大学を退職し、石井製作所を立ち上げたのが始まりです。
起業したとき、まず一番初めに取り組んだことは、人手で一羽一羽むしっていた鶏の脱羽毛の自動化でした。しかし、当時は、ヒントになる機械もなかった為、身の回りにあるものを使って手探りで試行錯誤していたそうです。今で言うモトクロスオートバイを上下逆さにしてタイヤの凹凸に鶏に当てて、脱羽毛を試したとき、意外なことに抜けがうまく行ったそうです。それをヒントにして作られたのが脱穀機のような機械で、回転体に脱羽毛ゴムを付けたものが一番初めに製作された初期の脱羽毛機になります。これを石井通雄の父の鳥肉店でテストを繰り返し、商品化出来るまでこぎつけ、近隣の鳥肉店に紹介したところ、手間が掛かっていた作業が省けると評判が評判を呼び、瞬く間に広がっていったそうです。特に脱羽毛ゴムについては、力学的性質に着目して研究開発し、当時としては初めて扁平楕円形状の脱羽毛ゴムを販売し、他社製品に比べて3~5倍の耐久力があり、鳥肌にも優しいとお客さまから大変好評を頂いていたそうです。
次に、鶏の羽毛を取り除くには、その前に湯に漬けふやかすような工程が必要で、またこれも水気を含んだ鶏を出し入れする作業は暑くて重労働で何とかこれも機械の力で何とか出来ないものかと考えておりました。それを可能にしたのが、コンクリートミキサー車をヒントにして作られた1型湯漬機というものでした。これは湯漬機を正回転すると投入された鶏が湯のなかで攪拌されてまんべんなく浸かり、逆回転すると鶏が外に排出される仕組みで飛躍的に脱羽毛作業を能率的にさせ、自動化がまだ当たり前でなかった当時では革新的な商品でありました。
次第に、外国からも食鳥処理機械が日本に輸入されてくることもありましたが、当時はまだ希少で、かなり高価なもので、とても簡単に導入できるようなものではありませんでした。しかし、石井通雄は、日本の技術力を活かした製品を積極的に開発して行かなければ次第に外国の食鳥処理機械に取って代わられてしまうと危機感を強めたそうです。そこで、国産にこだわったモノづくりで、製品のバリエーションを増やしていきました。マイナーチェンジを繰り返してはおりますが、当初の設計を受け継いでおり発売当初から基本的な構造は変わっていない創業当時からのロングセラーであるオートキラー(自動放血機)AK-5900やドラムピッカー(脱羽毛機)MI-1~MI-5です。
そして、1963年に日本で初めてのライン形式である生鳥ライン・解体ラインの開発・販売を開始しました。現在では、一般的な処理方法である工場内にレールを張り巡らし、そのレールに鶏を懸けるハンガー(シャックル)を循環させ、流れ作業で食鳥処理を行うという能率を倍増させる画期的な商品でありました。ライン形式が本格的に導入される前には、既製品のオーバーヘッドコンベアーライン(ツバキ・ライトフリー)を用いて試行錯誤していましたが、鉄を多用していた為、劣化が激しく、故障も頻繁に起こってしまい、アイデアとしてはよかったのですが、実用化するにはまだまだ問題があり、大変苦労したそうです。そこで、自社で一から開発をし、耐食性に優れてなおかつ軽量なラインを開発し売り出したのがライン形式実用化の始まりです。
当時は、石井通雄自らが、北は北海道から南は九州まで車で駆け回り、日本全国に食鳥機械をご紹介し、お客さまとのつながりを大切にしておりました。その時、築かれたお客さまとの信頼は、今も石井製作所に受け継がれております。
時代の流れは、より一層自動化の方向へ向かい、より便利な食鳥処理機械が求められるようになって参りました。石井通雄が42歳のとき、より優れた機械を製作するために、産業機械の先進国であるドイツ・オランダ・デンマークに視察に行ったそうです。この時、「確かに海外の機械は合理的で無駄がなく、デザインも優れてよく考えられている。何とか日本独自の技術でより優れた製品を作れないものか」と今の石井製作所の理念に繋がる刺激を受けたそうです。
Ishii Manufacturing specializes in designing, development and manufacturing of poultry processing equipment and machines, with a history, experience and technology of over 52 years in Japan. Furthermore our strength lies in understanding the customer’s unique needs, customized designing, providing quality products and reliable services.
We contribute to an affluent society providing food safety and reassurance to people adding new value through “Manufacturing”
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